私は迷いの中にいる

毎日眠気しかない謎の深海魚の一言日記

私は何故テストが嫌いでは無いのか?

410 Goneを読んで、自分はテストが好きかどうかはわからないが
嫌いじゃないことは自覚できたので、なぜテストが嫌いじゃないかを掘り下げてみます。
 
■テストのお仕事についたきっかけ
あれはいつのことだったか…いやそこまで遡らないけれど、ガテンなお仕事で働いていた私は
このままじゃいけない、と思い立ち就職活動を始めました。
が、新卒も遠ざかり実務経験も乏しく、就職活動は思うようにはうまくいかず
失業保険も切れるし働かねば、と軽い気持ちで飛び込んだのが今の会社でした。
テストの仕事をしたいと能動的に飛び込んだのではありません。
対象の製品がニッチだったことにより、覚えることがすごく多かったので
やべえところに飛び込んだな、というのが当初の感想です。
この頃やっていたのはテストを考えて作ってとかではなく、テスト自体を実行する人です。
 
そしてそこから涙あり笑いありで今に至ります。
乱暴な略し方ですが詳細に書くのもなんとなく良くない気がするのでこのあたりで。

■当初はテストのことをどう思っていたのか?
当初自分の仕事自体を「テスト」や「検証」という仕事で捉えていませんでした。

■なんでテストのことを嫌いじゃないのか
いきなり飛躍している感がありますが、一つずつ考えていきます。
・テストを作るのが好きか?
これは、分からないですね。好きでも嫌いでもない。
・テストを実行するのが好きか
・バグを見つけるのが好きか
全部上記同様です。
 
テストを作るのも実行するのも何もかも好きでも嫌いでもないなら
何が私の「テストが嫌いじゃない」部分を作っているのか。
自分では、テストの作業におけるオールラウンダー感だと分析しています。
テストをするのに必要になることって、技術に限定せず、色々ありますよね。
その何でも持ってこい感が好きなのかもしれません。
 
雑なのでもうちょっと掘り下げ。
こんな場面が好きだったなあというところを思い出してみます。
・テスト結果を報告するのにデータをまとめるのを不便なことをなんやかんやして効率化したり
・テスト実行で不便なプロセスをなんやかんやして効率化したり
・チームで働いているときにチームのどこかがへこんでいるところをみんなでカバーしたり(この時一緒に働いていた人々には頭があがらない)
・テストするプロダクト自体や効率化のためのなんやかんやを学んだり
・チームメンバーが入ってくるときに自分が入った時のことを思い出して困ったところを困らせないように色々用意したり
・その用意した内容で楽になっているとちょっと嬉しかったり
・テスト期間の間、一緒に悩んだり怒ったり勘違いして反省したり解らないことを教えてもらったり
 
…私は、テスト「自体」が好きなのではないのかもしれない!
 
テストを作るのは嫌いじゃない。嫌いじゃないけれど、それが好きの根本ではない。
ではそれで誰かが喜ぶのが私の行動原理の根本か?というと多分それも違う。
どちらかといえばテストを作るときに考え込んで悩んで答えを出す、その思考の過程が退屈しなくて好きです。
 
総じていうと
・テストを作る、実行する、その周りをなんとかする、どれでもいいけれど頭をぐるぐるしているのが好き
です。もしかしたらテストである必要もないのかもしれませんね。。
 
というわけで品質の「ひ」の字も出ませんが私はこんな感じのテスターです。
いつだったか会社の上司に「マニアックな事が好きなのかもねえ」と分析されたことがありましたが、きっとまあ図星だったのでしょう。

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私はこの記事を公開するのを迷っています。何で迷っているか?
・あんまり何も考えてないテスターだなーと思われるから?
・ひどい文だなと思われるから?
・意識ひっく!と思われるから?
・失望されるから?
ざーっと上げてみましたが、そう思われるのが怖いにしても
実際のところそう思われるならそうなんだろう以上の何物でもないし
仕事に実害があるわけではないし、まあ公開してもいいかなと思いました。
(転職を考えてブログを書いていませんし会社の名前を背負って書いてもいません)
ではこれを公開することで何か意味があるか?
無いです。でも無くても良いのです。
お仕事でこそ何かをする意味に縛られる日々ですが、ブログをのほほんと書くくらいは、意味が無くてもいいですよね。