私は迷いの中にいる

毎日眠気しかない謎の深海魚の一言日記

謎テスター、IVEC レベル2に合格したので弱点を振り返る

IVEC レベル2に合格した

受けた直後に妙な感想記事を書いたので落ちたらどうするんだと思っていましたが
受かっていました。よかったー

※妙な感想記事
tunamagro58795.hateblo.jp

レベル1の時と同様、試験結果のレーダーチャートを見ながら
総評も参考にしつつ、自分の弱点を振り返ったり試験を受けて試験の目的を達成したかな?を考えてみます。

赤枠が私です。青は合格者平均。f:id:tunamagro58795:20210728125029p:plain

※2021/7/28現在、IVEC公式を見れば総評が載っています

私の弱点ワースト3は
・テスト環境準備
・テスト実行スケジュールの策定
・探索的テストの管理
です。

以下はIVEC レベル2の目標です。
(IT 検証技術者認定試験 IVEC教育研修シラバス~エントリーレベル(レベル 1・レベル 2)Ver.2.0.0(2017/12)より引用)

テスト実行の工程全体を通して、テスト実行とテスト実行の管理ができる技術者を目標としています。
これらには、レベル1の「スキル」「知識」に加え、「テスト実行の管理(「リソース」「工程」「目標」「要員」「リスク」「テスト実行の品質」)などと、実務に必要なコミュニケーションの能力やソフトウェアテストの用語理解も含みます。

各項目ふりかえり振り返り

1.テスト環境準備

この問題だけは記述が無く選択のみでした(それしか覚えてない)
受験者平均もともかく私もぶっちぎりで低いです。
IVECの総評にもある通り何故それを準備するかが分かっていなかった。。
(;^ω^)o O(そもそもそんな問題あったっけ?)
私と同時期にIVECを受けられた方のブログをみたところ、用意する環境とその理由がセットになっていたとのことで
確かにそう言われるとそうだったかもしれません!
その選択がいけてなかったのか、、それとも選択した用意するものが間違えていたのか。。
(覚えていないことからもいかにぼんやり問題を解いていたかがわかります)
ともかく、この設問の結果とIVECの総評から普段の業務に活かすことがあるならば
「なんでそれが必要かの理由を考えて必要なものを選定し準備しよう」といったところでしょうか。
文章にすると当たり前感すごすぎですが、当たり前なことこそ普段考えられてないのではと常に自分に問いかける感じなのかもですね。

2.探索的テストの管理

私は探索的テスト迷子です。(?)
呼び名が探索的でもアドホックでもなんでもいいんですが、頭の中で設計…学習…ステンバーイ…(???)といわれると腹落ちしない度がすごすぎて
「経験者が経験ベースでやるアドホックテスト」これでいいっす。になってしまうのです。
そんなことは置いといて、グラフを見る限りでは回答の全てが的を射ていたわけでもなく、またすべて的外れだったのではないと思います。
IVECの総評によると(超意訳しているので詳細は原文を・・)

設問1:探索的テストの特徴はみんな答えられていた
設問2:アサイン理由は曖昧な人が多かった
設問3:タイムボックスは状況把握してない人もちらほら

こんな感じでした。私は3が思い当たりますね。時間配分について考え抜けた自信がないので...
アサイン理由については、探索的テストは経験ベースなテストですからいずれかのスキルを活かす=慣れている人をアサインする、が今も正解だと思っています。
「テスト経験浅くて触ったこともないプロダクトにいきなり探索的テストをしてね」はもし自分がだったらうまく探索できる自信がないので。

IVECレベル2を受けてから「探索的テストが大事とはどういうことだろう?」を悶々と考えています。
「軽量さ」がガチガチにテストケースを書く(重いプロセス)より大事だよ!とかなのかなーと思うのですが…
軽量さより探索的テストとはこんなやり方だよ!というプロセスの方に「大事」がおかれているように見えて(気のせいかも)
なんで軽量なのが大事か、でもそれだけじゃだめだから欠点を理解して補完するようにどうテストを組み合わせるか、
こんなことを考えてくのかなーと思いました。すみません迷子です。

3.テスト実行担当者からの質問対応

この問題は好きでした(2度目)
わいわい仕事していた頃(???)を疑似体験できたので(深まるイミフ度)
自分以外の人の「なぜ?」の投げかけに頭を使うのは楽しいですよね。

4.テスト実行スケジュールの策定

これが点数低いのはショックで空が落ちてきそうです(何言ってんだ
いやそんなにショックではないのですが、あまり間違える要素が無かったのでは?と思ったので。
IVEC総評を読んで、単位を間違えたのかな?とは思いました。私は表記ゆれがひどい人間です。
総評の「正確な情報を伝えるようにしよう」が身に沁みます。

5.テスト実行の振り返り

IVEC総評にはなかったので自分で振り返ります。
この問題から学び取ったのは
「振り返りから良いことも、悪いことも考えて分析するべきものがあったら次からは分析しよう」でした。
そのまますぎかもしれませんがあまりこれ以上が無い…

6.不具合の管理

この問題については表示に関わる不具合の優先度あっていたかは知りたいですね。。
それはさておき、IVECの総評ではここが一番面白かったです(?)
IVECのエントリーレベルのシラバスでは管理、判断、指示が中心に書かれているので
テスト観点など、テストずばりの内容はほとんど触れられていないと思うのですが(違ったらマジすみません)
結局管理や判断には優先度を測ることが必要で、優先度を決める根拠として観点やテスト項目の分析が必要になるんだなーと。
その「判断の背景に必要なもの」がレベル2における行間なのかなと思いました。
探索的テストの知識もきっとそこに含まれるのだろうと。

自分の総評:疑似管理体験は楽しかったのでは?

受けた直後にレベル1よりも平穏でしたと謎の感想を書いたのですが
年月が流れ(?)、今振り返るとレベル1以上に理由を考え、判断する問題が多く
それは実際にも繋がる(いついかなる時も「何故」を考えて動く)ことで、楽しかったのでは?!という気がしてきました。

今日び、IVECレベル2に出てくるようなテスト実行管理ーテスト実行者でわいわい(開発はちょっと遠いところにいる)という
業務環境がどれほど残っているかは分かりませんが、プロセスが変わり、業務形態が変わり、ソフトウェアライフサイクルが変わっても
「何故こうするの?」を考えることは残り続けるのではないでしょうか。
それを意識できたという点では受けて良かったです。

試験の目的は達成したか?

リソースの管理や要員、リスクなど管理に必要なことをすべて理解しきった自信はまったくありません。
ですがシラバスがやたらと具体的だったので「ぼんやり何が必要かわかんなーい!」からは脱却できたと思います。