私は迷いの中にいる

毎日眠気しかない謎の深海魚の一言日記

IVEC レベル3 受験(2021秋)

IVECレベル3受けてきました。
レベルが上がる毎に記事のテンションが下がっている気もしますが今思ったことは明日には忘れるので今のうちに書きます。

場所

前回、前々回と同じく情報オアシス神田で受けました。
次も同じならば前前々回って書けてRADWINPSみが出ますね。
ファミリーマート神田多町店が目印なのは解っているのに今回も迷いました。
場所が若干細かい路地にありすぎるんですよね・・
ビルのおもてに貼ってある受験番号の張り紙(この受験番号はこの階だよ的な)は番号の先頭の方が書き間違えていた気がします。
ただしレベル3のフロアは1つだけだったのでその階へ行きました。
皆迷っていなかったので私の見間違いかもしれません。
入口で検温があって、検温は手首派でした。
席の間隔は狭く、20000円越えの受験料ショックから辞退する人はほぼ居ない印象(憶測です)

入室~試験開始まで

試験開始30分前になると会場が開くので検温して中へ。
入口で検温あり。手も消毒しました。検温は手首派でした。

試験机には15インチ画面のノートPC(USBが刺さっている)とUSB提出用の長封筒、封筒に貼るシール(受験番号と名前が書いてある)
試験の説明用紙(メモ紙にもなる)、マウス、マウスパッドがおいてあります。
USBの中には試験の事前説明のファイルと試験問題がそれぞれ圧縮ファイルで入っています。

試験開始20分前におもむろに事前説明が始まり、事前説明のファイルのパスワードが教えてもらえるので解凍して読みながら試験開始を待ちます。
ちなみにこの試験開始までの20分はお手洗いに行っても大丈夫です。

事前説明のファイルについて

レベル1、2ではこの事前説明のファイルに不具合票のフォーマットや不具合処理ルーチンが入っていたり、テストケースの見本が入っているので
この事前説明を読まないときつかったのですが、レベル3は事前に参照するべきファイルはありませんでした。
正確に言うと問題についての説明が1枚あるのみで、他の参照ファイルはありませんでした。
毎回こうなのかはわかりません。
もし私が次回もレベル3を受けることになったらそのとき確認します。

試験時間になると試験問題のファイルのパスワードが教えてもらえるので解凍して開始します。
今回odsファイル(OpenOffice Calcのファイル)がOpenOffice Calcに関連付けされてなくて開くのに一瞬時間かかりました。
解答用紙のフォルダ名を自分の受験番号に変えて開始。

問題と時間配分

試験についての説明に目安時間が書いてありました。
項目も順番も全部うろ覚え、かつ意訳です。
真面目に「どんな試験かな」を参照したい方はくれぐれも真にうけないようご注意ください。

  1. (IVECの)テスト設計に関する基礎知識くらいわかるよね? 25分
  2. 活用するよ!テスト技法 35分 
  3. ツールなんでもかんでも導入すればいいってもんじゃない 30分
  4. いつもいつもテストケース漏れがあるのはなんでなんだぜを不具合分析で考える 25分
  5. レビューしてここ直してよっていったら直す人がいなかった件 25分
  6. IVEC流セキュリティテストを考えよう 35分

3番目~5番目がかなり曖昧です。時間配分も曖昧。

どんな問題が出たか

①(IVECの)テスト設計に関する基礎知識くらいわかるよね?
ミドルレベル(レベル3、4のことです)のシラバスの内容が5問くらい満遍なく出ました。
IVECのテキストを読み込んでいれば多分満点なんじゃないかと。
シラバスもテキストも読んでいないと用語の意味が分からず全滅しそうです。
私はいつも通りド忘れしたので半分くらいしか確信をもって解くことができませんでした。

②活用するよ!テスト技法
出ました。デシジョンテーブルを書く問題が(倒置法)
シラバスによるとレベル4が詳細設計でレベル3が実装と記載されていたので
(;^ω^)デシジョンテーブルって実装と設計どっちで書くの?と思っていたのですが
IVEC的には実装だったようです(?)

このデシジョンテーブルの問題が結構悩ましかったです。
行と列が増やせないのでクロスワード状態になっていたのとか、Y/Nで書くのかT/Fで書くのか特に書いていないので
多分気になった人は気になったんじゃないでしょうか…(^o^)わたしです

問題で要求されているデシジョンテーブルを書くより
予め約束されたデシジョンテーブルの穴埋め問題を実施しているようでした。。
(設問2を見てデシジョンテーブル3回くらい書き直しました)
難易度については割愛します。
そんなにケース数が爆裂するような問題ではありませんでした。

③ツールなんでもかんでも導入すればいいってもんじゃない
テストをするにあたって「(^ω^)どれかツール1個買うから必要なツール選びなよ」という問題でした。
テストの概要が別紙に書かれているのでその内容を読み、必要なツールを考える問題です。
結構ベタでした(ツール選択の優先順位を間違えましたが)
あとはツール導入するときに気を付けることは何?的な感じの問題ですかね。。
一応書いたけど自信ないです。

④いつもいつもテストケース漏れがあるのはなんでなんだぜを不具合分析で考える
「不具合の原因がテストケース考慮漏れにあるのはどれか?」とかその不具合分類を考えるとかそんな感じの問題でした。
これもちょっと悩んだかもです。
全部の不具合がテストで拾えるわけじゃない(=全数テスト不可能?)、でも自分だとテスト担当なので「不具合はテストで拾いたい」という気持ちがあって
その気持ちが責務との境にモヤをかけているなあ、と問題を解いていて思いました。
そう考えると結構いい問題だったのかもしれません。
なるべく不具合を検出しよう、なるべく考慮漏れないようにしよう。
でもそれには限りがあるとしたら、線を引かなければいけないのはどこか?
こんなことを考えるいい機会でした。

⑤レビューしてここ直してよっていったら直す人がいなかった件
これはレビュー、、うーんレビューなんですかね?
他の人が作ったテストケースを見て不足点をバシバシ指摘して、それを自分で直すというレビューなのか何なのか謎の問題でした。
直し方がちょっとよく分からなかったです。

⑥IVEC流セキュリティテストを考えよう
最初に問題一覧をみたときに「えーセキュリティテストの設計って無理やろ」と思いました。
中身は…私がセキュリティテストについて全然詳しくないので世の中のセキュリティテストがこういうものなのか分からないなあが第一の感想です。
それを大前提として多分セキュリティにおける大事な特性を理解しているか?を問う問題だったように見えました。
この問題もだいぶ自信ないです。

その他おまけ
境界値分析と「テスト観点」という言葉は登場しました。

難易度(?

大前提:問題が唯一無二すぎて比べられるものが無い。
その前提を踏まえた上で、JSTQB FLの内容を記述にしつつIVECレベル2をブレンドしてみた感じでした。
(FLのように知識を問う問題ではないのは注釈しておきます)

レベル3については明らかにIVECのテキストがあった方が良かったです。
理由は(IVECの)用語が分からないと問題を読み解くことができないため。
そしてそれはかならずしもJSTQBとは一致していないからです。
「テストアイテム」「テストコンディション(テスト条件)」「機能樹形図」
この3つだけは最低限何を表しているか分からないと問題全般を読み解くのが難しくなります。

あとはテスト技法についてはIVEC以外のテキストを参照して勉強する必要があります。
デシジョンテーブルとか境界値分析とか。

感想など

(レベルが上がるごとに感想がなくなっていく…)
今回、時間は余りました。
余ったなら間違いを書き直せばよかったのですがOpenOfficeのコピペ操作に不安があるため書き直しませんでした。
これは感想じゃないですね。

試験を受ける前に気になっていたポイントとして「”テスト詳細設計”を出題範囲から分離して”テスト実装のみ”を問う問題というのはどのようなものだろう?」というのがあります。
蓋を開けてみると、実装を詳細設計と分けて問うているというより「テストを作る」という工程の入り口をサラっと試験にしているんだなあ、というのが感じたところでした。
いわばテスト設計のエントリーレベル?のような。

ではテスト設計について何を問うた問題だったのかというと、うーん?
テスト対象分析より状況分析の成分が強めに見えました。
でも要求を聞き取って内容を反映するのもテスト作りにおける作業だからこれでいいんですかね?
私がテスト設計をよく分かっていないのかもしれません!

感情の話をすると、レベル1ほど苦しくなく、レベル2ほどモヤモヤしていません。
私的には今もレベル1が一番難しいと思っています。
今回の自信は…半分くらいですね。
一応解答は全部埋めましたが、ところどころ方向性はずれていると思います。

試験を受ける前に気になっていたこと、問題予想の答え合わせ

試験を受けるにあたって気になっていたこと

Q1. レベル3における試験前に目を通す資料はなにかあるのか?
A1. ありませんでした。
Q2. デシジョンテーブルを書くことになるのか?
A2. 書きました(ただしフォーマット固定)
Q3. OpenOfficeでの図形描画は必要か?
A3. ありませんでした(・∀・)
Q4. 仕様書を読んでテストを作るのか?
A4. テスト作成は無かったがテストケースのレビューのために4ページくらいの仕様書を読むというのはあった
Q5. 直交表や原因結果グラフは出るのか?
A5. 今回のレベル3では出ませんでした(・∀・)

こんな問題が出るんじゃないか予想

①問題文を読んで構成と条件を洗い出そう
→出なかった
②テスト設計の状況を報告する
→出なかった
③テスト実行状況から不具合の傾向とテストの進捗を報告する
→出なかった。不具合分析が出た
④仕様書を読んでテスト実装
→出なかった。仕様書を読んでテストケースをレビューが出た
⑤仕様書の粗探し
→出なかった。テストケースの粗探しレビューは出た

勉強方法・勉強期間・勉強時間

※良かった点・悪かった点は「試験対策として」を基準

勉強方法

①過去問
IVECのサイトにある過去問(レベル3・4共通)を解答フォーマットを用意して実施
良かった点:デシジョンテーブルを書く覚悟ができた、機能樹形図を意識して考えることができた
悪かった点:OpenOfficeの図形描画で境界値分析を書くことに怯えすぎた(?)

シラバス・テキスト読み込み
シラバス(ミドルレベル)を読み込み。シラバスの内容に対してテキストを読みながら自分で分からない所を補完していった。
テキスト末尾の問題も一周はしてみたが、これはいらなかった。
良かった点:IVECが使用する用語についての理解が深まった。
テストアイテム(因子・抽象)とテスト条件・環境(水準・具体)を分ける重要性が分かった
悪かった点:テキストの問題は解かなくて良かった

③技法勉強
ソフトウェアテスト技法ドリルを読みながらデシジョンテーブル・原因結果グラフ・直交表・ペアワイズの復習

良かった点:デシジョンテーブルは書き方を再復習できたこと
原因結果グラフ・直交表は使用方法が腹落ちできたこと
悪かった点:そんなにないかもしれない。レベル3ではたまたま原因結果グラフと直交表は出なかった。

次やるとしたら?
②をもう少しがんばる(思ったよりシラバスの内容出題が多い)

勉強期間・時間

・勉強期間:10/11~11/28(10/11~11/13はほとんど手付かず)2週間+少し
・勉強時間
 過去問:10h48min
 シラバス(テキスト含):18h56min
 技法お勉強:6h
 合計35h44min