あらすじ
2021年11月からJCSQEの試験の対象となるSQuBOKが第二版から第三版に変わります。
それに伴いJCSQEのシラバスも更新されました。
JCSQEの初級には問題集があるのですが、こちらは第二版ベース(以下V2と記載)で、2021年11月の試験時点では
今回のSQuBOK更新にはまだ対応しない模様です。(作るのも大変なので仕方ないと思います)
ただ、問題集の項目がSQuBOK第三版(以下V3と記載)でどこになったかな?を知りたい日もあると思います。
というわけで、突き合せた表を作成しました。
内容
- 問題集の問題番号をベースとして、その項目がV3のどこに記載されているか?を表にします。
- V2から大幅な章の移動が無いものやそのまま参照ができそうなものは無色。項目が大幅に移動している、またはV3で参照先の記述粒度に変更がある場合は行を黄色にします。
引用元:
カテゴリ名のみ
試験要綱 | JCSQE ソフトウェア品質技術者資格認定
初級シラバス Ver.3.0
比較表
変更点 | カテゴリ | 問題番号 | 関連カテゴリ | ページ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1.1 KA:品質の概念 | 問題1 | P13 | 1.1を満遍なく読む内容 | ||
問題2 | 1.1.2 | P19 | 品質特性の話だけれど、それぞれの特性が何か?ではなく特性の考え方の話なので、1.1を幅広く読んだ方がいい | ||
問題3 | 1.1を満遍なく読む内容 | ||||
問題4 | 1.1.1.3 | P18 | |||
移動 | 4.2 KA:セーフティ | 問題5 | P250 | セーフティがV2→V3で4章へ移動している | |
1.2 KA:品質マネジメントの概念 | 問題6 | P24 | 1.2を満遍なく読む内容 | ||
問題7 | P24 | 1.2を満遍なく読む内容 | |||
問題8 | 1.2.2 | ||||
1.3 KA:ソフトウェアの品質マネジメントの特徴 | 問題9 | P33、P132 | |||
問題10 | 1.3.4 | ||||
2.1.1 S-KA:品質マネジメントシステム | 問題11 | 2.1.1.2 | P24、42 | ||
問題12 | 2.1.1.2 | P24、42 | |||
2.2 KA:ライフサイクルプロセスのマネジメント | 問題13 | 2.2.1 | P46、P47 | ||
移動 | 4.2.3 S-KA:セーフティ・クリティカル・ライフサイクルモデル | 問題14 | P257 | ||
載っていないかも? | 2.3.1 S-KA:ソフトウェアプロセス評価モデル | 問題15 | P35、53 | P53が詳細だがV2から記述が変わっているのでこの問題の内容は載っていないかもしれない | |
2.3.2 S-KA:ソフトウェアプロセス改善技法 | 問題16 | 2.3.2.3 | P59 | ||
2.4 KA:検査のマネジメント | 問題17 | P62 | |||
2.5 KA:監査のマネジメント | 問題18 | P64 | |||
載っていないかも? | 2.6 KA:教育および育成のマネジメント | 問題19 | 2.6.1 | P68 | ITSSの図は今回SQuBOKに載っていないので問題集の回答を見るかV2のSQuBOKを見ないと正解がわからない |
2.7 KA:法的権利および法的責任のマネジメント | 問題20 | P74 | |||
2.8 KA:意思決定のマネジメント | 問題21 | P75 | |||
2.9 KA:調達のマネジメント | 問題22 | 2.9.1 | P77 | ||
2.10 KA:リスクマネジメント | 問題23 | 2.10.2 | P80 | ||
2.11 KA:構成管理 | 問題24 | P83 | |||
2.12 KA:プロジェクトマネジメント | 問題25 | 2.12.1、2.12.2 | P91、P93 | ||
2.13 KA:品質計画のマネジメント | 問題26 | P95 | |||
2.14 KA:要求分析のマネジメント | 問題27 | P99 | |||
2.15 KA:設計のマネジメント | 問題28 | P101 | |||
2.16 KA:実装のマネジメント | 問題29 | P103 | |||
2.17 KA:レビューのマネジメント | 問題30 | P105 | |||
2.18 KA:テストのマネジメント | 問題31 | P106 | |||
2.18.3 S-KA:テストの計画と遂行 | 問題32 | P112 | |||
2.19 KA:品質分析および評価のマネジメント | 問題33 | P117 | |||
2.20 KA:リリース可否判定 | 問題34 | P120 | |||
2.21 KA:運用および保守のマネジメント | 問題35 | P124 | |||
問題36 | P124 | ||||
載っていないかも? | 問題37 | P29、P123 | V2では可用性は稼働率で表される的な記述があったので稼働率の式が載っていたが、V3ではMTBRの記述のみ。また、可用性管理についても稼働率だけでなく多面的に捉える記述になっているかも。 | ||
2.21.4 S-KA:保守に関する規格(ISO/IEC 14764) | 問題38 | P127 | |||
3.1 KA:メトリクス | 問題39 | 3.1.1 | P132 | ||
3.1.2 S-KA:プロダクトメトリクス | 問題40 | 3.1.2.5 | P140 | ||
3.2 KA:モデル化の技法 | 問題41 | 3.2.1.1 | P145 | ||
3.3 KA:形式手法 | 問題42 | P152 | |||
移動 | 2.13 KA:品質計画のマネジメント | 問題43 | 2.13.1.2 | P97 | 3章から品質計画の項目が無くなり、費用便益分析が2.13に移動 |
3.4 KA:要求分析の技法 | 問題44 | P157 | |||
3.5 KA:設計の技法 | 問題45 | P174 | |||
3.6 KA:実装の技法 | 問題46 | P185 | |||
3.7 KA:レビューの技法 | 問題47 | 3.7.1 | P191 | ||
載っていないかも? | 問題48 | 3.7.2 | P194 | 語句と意味は載っているが、V2の方が説明の詳細度が高くその詳細度に応じた問題なので、V3に記載の内容では分からないかも(自分で調べる必要がある) | |
載っていないかも? | 問題49 | 3.7.2 | P194 | 語句と意味は載っているが、V2の方が説明の詳細度が高くその詳細度に応じた問題なので、V3に記載の内容では分からないかも(自分で調べる必要がある) | |
3.8 KA:テストの技法 | 問題50 | 3.8.1.1 | P202 | ||
載っていないかも? | 問題51 | 3.8.1.1 | P202 | 語句と意味は載っているが、V2の方が説明の詳細度が高くその詳細度に応じた問題なので、V3に記載の内容では分からないかも(自分で調べる必要がある) | |
載っていないかも? | 3.9 KA:品質分析および評価の技法 | 問題52 | 3.9.1.1 | P215 | V2より記述が簡略化されているため、SQuBOK以外の資料をみて特徴を調べた方がいいかも |
載っていないかも? | 3.9.2 S-KA:品質進捗管理に関する技法 | 問題53 | ? | 異常値管理自体がV3に載っていないかも | |
3.9.4 S-KA:データ解析と表現に関する技法 | 問題54 | 3.9.4.1 | P228 | V3では図が載って分かりやすくなった | |
3.9.4 S-KA:データ解析と表現に関する技法 | 問題55 | 3.9.4.2 | P230 | V3では図が載って分かりやすくなった | |
3.10.1 S-KA:運用の技法 | 問題56 | 3.10.1.1 | P236 | ||
3.10.2 S-KA:保守の種類と技法 | 問題57 | 3.10.2.1 | P239 | ||
移動 | 4.1 KA:ユーザビリティ | 問題58 | 4.1.2.3 | P242、P247 | 使用性という名前はP20の品質特性の表とP242の品質特性名称のみ。4.1にユーザビリティとしてまとめられている |
移動 | 4.2.2 S-KA:セーフティの技法 | 問題59 | 4.2.2.1 | P252 | |
移動 | 4.3.2 S-KA:セキュリティの技法 | 問題60 | 4.3.2.1 | P268 |