私は迷いの中にいる

毎日眠気しかない謎の深海魚の一言日記

JCSQE初級のシラバス:Ver2.0→Ver3.0 比較するよ編(4~5章)

あらすじ

2021年11月からJCSQEの試験の対象となるSQuBOKが第二版から第三版に変わります。
それに伴いJCSQEのシラバスも更新されました。
シラバスVer2.0で勉強した項目がVer3.0のどの辺りに移動したか?などを知りたい日もあると思います。
というわけで、突き合せた表を作成しました。
全章貼ったら長すぎたので3つに分割します。

内容

  1. シラバスVer3.0の項目をベースとして、その項目がVer2.0のどこにあったか?を記載します。
  2. 章番号・項目ともに一致しているものは無色。いずれかが変化している場合はセルを黄色にします。
  3. Ver3.0に項目があるがVer2.0に無いものはセルを黄色にします。
  4. シラバスVer3.0の項目をベースに比較しているため「Ver3.0にあってVer2.0に無い」項目は載せますが「Ver2.0にあってVer3.0に無い」項目は割愛します。

引用元:
試験要綱 | JCSQE ソフトウェア品質技術者資格認定
初級シラバス Ver.3.0
初級シラバス Ver.2.0

カテゴリ(章の名前)のみ
試験要綱 | JCSQE ソフトウェア品質技術者資格認定
中級シラバス(Ver.3.0)

比較表

4章 専門的なソフトウェア品質の概念と技術

知識領域(副知識領域) 学習目標 用語・概念 Ver2.0での位置
4.1 KA:ユーザビリティ L1:ユーザビリティの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
ユーザビリティ1.1.4
4.1.1 S-KA:ユーザビリティの品質の概念 L1:ユーザビリティの品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
ユーザビリティの品質の概念-
ユーザビリティ1.1.4
使用性1.1.4
利用時の品質1.3.1
UX(User eXperience)1.1.4、3.13
魅力的品質1.1.1
4.1.2 S-KA:ユーザビリティの技法 L2:ユーザビリティの技法の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
ユーザビリティの技法-
CIF3.13 「CIF(Common Industry Format for Usability)」
人間工学-インタラクティブシステムの人間中心設計(ISO 9241-210)3.13 「インタラクティブシステムの人間中心設計」
エキスパートレビュー3.13
セーフティ1.1.5
セキュリティ1.1.6
ビジネスエスノグラフィ-
ヒューリスティック3.13
ユーザビリティテスト3.13
ユーザビリティラボ3.13
思考発話法3.13
認知的ウォークスルー3.13
4.2 KA:セーフティ L1:セーフティの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
セーフティ1.1.5
セーフティ・クリティカルシステム1.1.5
ハザード(hazard)1.1.5
レジリエンス(Resilience)1.1.5
レジリエンス・エンジニアリング-
安全性重視システム2.2.2
危害(harm)1.1.5
4.2.1 S-KA:セーフティの品質の概念 L1:セーフティの品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
セーフティの品質の概念-
SIL(安全度水準)1.1.5、2.2.2
機能安全1.1.5、2.2.2 「機能安全(Functional Safety)」
固有安全1.1.5 「固有安全(Intrinsic Safety)」
本質安全1.1.5、2.2.2 「本質安全(Inherent Safety)」
4.2.2 S-KA:セーフティの技法 L1:セーフティの技法の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
セーフティの技法3.14
MC/DC-
STAMP-
STPA-
アクシデントモデル-
アクティブセーフティ3.14
エラープルーフ3.14
エラー推測テスト3.14
セーフティ実現のためのリスク低減技法-
セーフティ・クリティカルシステム1.1.5、2.2.2
セーフティ・クリティカルシステムのテスト3.14
ハザードに対するシナリオテスト3.14
ハザードの推測-
パスの同定-
パッシブセーフティ3.14
フェイルオーバー-
フェイルセーフ3.14
フェイルソフト3.14
フォールト・アボイダンス3.14
フォールト・トレランス3.14
リスク低減3.14 「リスク低減技法」
安全機能に対するテスト3.14
安全性解析3.14
安全度水準3.14
機能不動作-
故障モード3.14
仕様の穴-
設計および実装障害-
非定常入力-
4.2.3 S-KA:セーフティ・クリティカル・ライフサイクルモデル L1:セーフティ・クリティカル・ライフサイクルモデルの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
セーフティ・クリティカル・ライフサイクルモデル2.2、2.2.2
ASIL2.2.2 「ASIL(自動車用安全度水準)」
E/E/PE-
HAZOP2.2.2
ISO/IEC Guide 51-
SOUP2.2.2 「SOUP(Software Of Unknown Pedigree)」
グループ安全規格-
セーフティゴール2.2.2
ソフトウェア安全クラス2.2.2
ソフトウェア安全ライフサイクル-
ソフトウェア安全度水準2.2.2
ハザード分析2.2.2
リスク2.2.2
安全関連ソフトウェア-
安全機能要求2.2.2
安全性解析2.2.2
安全妥当性確認2.2.2
安全度要求2.2.2
医療機器ソフトウェア-ソフトウェアライフサイクルプロセス(IEC 62304)2.2.2 「医療機器ソフトウェア ‒ ソフトウェアライフサイクルプロセス(IEC 62304)」
危険事象2.2.2
基本安全規格-
機能安全2.2.2 「機能安全(IEC 61508)」
決定論的原因故障2.2.2 「ソフトウェアの決定論的原因故障」
自動車-機能安全(ISO 26262)2.2.2 「自動車電子制御の機能安全(ISO 26262)」
製品安全規格-
全安全ライフサイクル-
電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全(IEC 61508)2.2.2 「機能安全(IEC 61508)」
4.3 KA:セキュリティ L1:セキュリティの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
セキュリティ1.1.6
セーフティ1.1.5
攻撃1.1.6
4.3.1 S-KA:セキュリティの品質の概念 L1:セキュリティの品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
セキュリティの品質の概念-
コモンクライテリア1.1.6
サイバーセキュリティ-
脆弱性1.1.6
セキュアなシステム-
プライバシー1.1.6
リスク2.2.2
脅威-
情報セキュリティ1.1.6
4.3.2 S-KA:セキュリティの技法 L2:セキュリティの技法の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
セキュリティの技法3.15
セキュアコーディング3.15
セキュアプログラミング-
セキュリティ・バイ・デザイン-
セキュリティテスト3.15
セキュリティパターン3.15
セキュリティホール2.1.2
セキュリティユースケース3.15
セキュリティ設計3.15
セキュリティ要求分析3.15
DFD-
FTA3.8.3 「FTA(フォールトの木解析)」
KAOS3.15
SDL3.15
SQLインジェクション2.1.2
STAMP-
STPA-
STPA-Sec-
STRIDE3.15
アタックツリー分析3.15
アタックパターン3.15
クロスサイトスクリプティング3.15
コーディング規約3.7
ゴール指向要求技法3.15
デザインパターン3.6.2
バッファーオーバーフロー2.1.2
ファジング3.15
フォレンジック3.15
ペネトレーションテスト(侵入テスト)3.15
ミスユースケース3.15
静的解析3.8.2
脆弱性3.15
脆弱性管理2.1.2
倫理的ハッキング(エシカルハッキング)-
4.4 KA:プライバシー L1:プライバシーの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
プライバシー1.1.6
4.4.1 S-KA:プライバシーの品質の概念 L1:プライバシーの品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
プライバシーの品質の概念-
プライバシー1.1.6
セキュリティ1.1.6
個人情報保護法2.7.2
4.4.2 S-KA:プライバシーの技法 L2:プライバシーの技法の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
プライバシーの技法-
プライバシー・バイ・デザイン-
プライバシー影響評価(PIA)-
プライバシー保護技術(PET)-
k-匿名化-
仮名化-
差分プライバシー-
秘匿-

5章 ソフトウェア品質の応用領域

知識領域(副知識領域) 学習目標 用語・概念 Ver2.0での位置
5.1 KA:人工知能システムにおける品質 L1:人工知能システムにおける品質の考え方を知っており、その概要を述べることができる。
人工知能システムにおける品質-
ハイパーパラメータ-
モデル-
回帰-
学習プログラム-
機械学習-
強化学習-
教師あり学習-
教師なし学習-
訓練データ(学習データ)-
深層学習-
人工知能-
分類-
5.1.1 S-KA:人工知能システムにおける品質の概念 L1:人工知能システムにおける品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
人工知能システムにおける品質の概念-
A/Bテスティング-
AUC(Area Under Curve)-
F値(F-Measure)-
KPI(Key Performance Indicator)-
ROC曲線-
コンセプトドリフト(concept drift)-
テストデータ-
マクロ平均-
一般化エラー-
仮説検定(hypothesis testing)-
過学習(over fitting)-
頑健性(robustness)-
決定係数-
交差検証-
公平性-
混同行列(confusion matrix)-
再現率(Recall)-
真陽性-
偽陽性-
真陰性-
偽陰性-
性能-
正解率(accuracy)-
説明可能性(explainability)-
敵対的サンプル(adversarial example)-
適合率(Precision)-
汎化性能-
平均二乗誤差(RMSE)-
未学習-
5.1.2 S-KA:人工知能システムの品質マネジメント L1:人工知能システムの品質マネジメントの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
人工知能システムの品質マネジメント-
PoC(Proof of Concept)-
オンライン学習-
5.1.3 S-KA:人工知能システムの品質技術 L1:人工知能システムの品質技術の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
人工知能システムの品質技術-
Nバージョンプログラミング-
アクティベーション-
ラク-
グローバルな説明生成-
サーチベースドテスティング-
ニューロンカバレッジ-
メタモルフィックテスティング-
ローカルな説明生成-
頑健性検査-
疑似オラク-
説明生成-
5.2 KA:IoTシステムにおける品質 L1:IoTシステムにおける品質の考え方を知っており、その概要を述べることができる。
IoTシステムにおける品質-
CPS(Cyber-Physical System)-
IoT(Internet of Things)-
エッジ(Edge)-
5.2.1 S-KA:IoTシステムにおける品質の概念 L1:IoTシステムにおける品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
IoTシステムにおける品質の概念-
CoAP(Constrained Application Protocol)-
DTLS(Datagram Transport Layer Security)-
IoTセキュリティ-
IoTプライバシー-
Trustworthiness,信用性-
フォレンジック3.15
プライバシー・バイ・デザイン-
レジリエンス(Resilience)1.1.5
脅威-
5.2.2 S-KA:IoTシステムの品質マネジメント L1:IoTシステムの品質マネジメントの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
IoTシステムの品質マネジメント-
5.2.3 S-KA:IoTシステムの品質技術 L1:IoTシステムの品質技術の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
IoTシステムの品質技術-
IoTセキュリティ技術-
IoTプライバシー保護技術-
5.3 KA:アジャイル開発とDevOpsにおける品質 L1:アジャイル開発とDevOpsにおける品質の考え方を知っており、その概要を述べることができる。
アジャイル開発とDevOpsにおける品質-
XP(エクストリーム・プログラミング:eXtreme Programming)2.2.3 XP(エクストリーム・プログラミング
アジャイルソフトウェア開発宣言2.2.3
アジャイル開発2.2.3
クリスタル(Crystal)2.2.3 「クリスタル」
スクラム(Scrum)2.2.3 「スクラム
5.3.1 S-KA:アジャイル開発とDevOpsにおける品質の概念 L1:アジャイル開発とDevOpsにおける品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
アジャイル開発とDevOpsにおける品質の概念-
5.3.2 S-KA:アジャイル開発とDevOpsの品質マネジメント L1:アジャイル開発とDevOpsの品質マネジメントの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
アジャイル開発とDevOpsの品質マネジメント-
ITSS+-
伝統的な品質保証(QA)からアジャイル品質(AQ)への転換-
QA to AQ-
SFIA-
アジャイルスキル体系-
コミュニケーション管理-
5.3.3 S-KA:アジャイル開発とDevOpsの品質技術 L2:アジャイル開発とDevOpsの品質技術の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
アジャイル開発とDevOpsの品質技術-
CI(継続的インテグレーション3.7 「継続的統合」
アジャイルテスト(Agile testing)-
カオスエンジニアリング-
カナリアテスト(Canary testing)-
シフトライトテスト(Shift right testing)-
シフトレフトテスト(Shift left testing)-
ストーリーポイント-
ピザ2枚ルール-
プルリクエスト駆動開発-
ベロシティ-
マイクロサービスアーキテクチャ-
モダンコードレビュー-
継続的テスト(Continuous testing)-
継続的デリバリー3.7
品質ダッシュボード-
5.4 KA:クラウドサービスにおける品質 L1:クラウドサービスにおける品質の考え方を知っており、その概要を述べることができる。
クラウドサービスにおける品質-
IaaS(Infrastructure as a Service)3.11 「IaaS」
PaaS(Platform as a Service)3.11 「PaaS」
SaaS(Software as a Service)3.11 「SaaS
クラウドコンピューティングcloud computing-
クラウドサービス(cloud service)3.11 「クラウドによるサービス提供」
クラウドサービスカスタマー-
クラウドサービスプロバイダー-
5.4.1 S-KA:クラウドサービスにおける品質の概念 L1:クラウドサービスにおける品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
クラウドサービスにおける品質の概念-
SLA2.21 「SLA(サービスレベルアグリーメント)」
クラウドサービスカスタマー-
クラウドサービスプロバイダー-
クラウドサービスレベル目標-
クラウドサービス合意書-
クラウドサービス品質目標-
クラウドサービスの機能適合性-
クラウドサービスの互換性-
クラウドサービスのSLA-
5.4.2 S-KA:クラウドサービスの品質マネジメント L1:クラウドサービスの品質マネジメントの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
クラウドサービスの品質マネジメント-
クラウドサービスカスタマー-
クラウドサービスプロバイダー-
5.4.3 S-KA:クラウドサービスの品質技術 L2:クラウドサービスの品質技術の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
クラウドサービスの品質技術-
iSCSI-
SDN-
クラウドデザインパターン-
クラウドネイティブ-
コンテナ-
ハイパーバイザー-
マイクロサービス-
マイクロサービスアーキテクチャ-
仮想化(Virtualization)3.11 「仮想化」
5.5 KA:オープンソースソフトウェア利活用における品質 L1:オープンソースソフトウェア利活用における品質の考え方を知っており、その概要を述べることができる。
オープンソースソフトウェア利活用における品質-
オープンソースソフトウェア(OSS2.7.1 「OSSライセンス」
5.5.1 S-KA:OSS利活用における品質の概念 L1:OSS利活用における品質の概念を知っており、その概要を述べることができる。
OSS利活用における品質の概念-
5.5.2 S-KA:OSS利活用の品質マネジメント L1:OSS利活用の品質マネジメントの考え方を知っており、その概要を述べることができる。
OSS利活用の品質マネジメント-
マイニングソフトウェアリポジトリ(MSR)-
5.5.3 S-KA:OSS利活用の品質技術 L1:OSS利活用の品質技術の意味や背景を理解しており、具体的な例を挙げて説明することができる。
OSS利活用の品質技術-
OSS健全性評価メトリクス-