今回のIVECレベル2で出た問題のうち2個は、JSTQBのALTMでも同じような
問題が出る（かもしれない）のでちょっとだけ言及しておきます。
様々な条件を見たうえでテストスケジュールを立てよう
今回の問題に、色々な条件が書いてあってその条件を見ながらテストスケジュールを立てる問題があったかと思います。
確かJSTQBのALTMでもテストの順番を条件をみて考える、もしくは工数を出す、そんな感じの項目があったと思います。（私は確か間違えました）
以下引用はすべて「ISTQBテスト技術者資格制度Advanced Level シラバス 日本語版 テストマネージャ Version2012.J04」より行っております。
1.5 テスト実装
TM-1.5.1 （K3）リスク、優先順位付け、テスト環境とデータ依存性、および制約を使用して、テスト目的、テスト戦略、およびテスト計画に対して完全性と一貫性のあるテスト実行スケジュールを作成する。
この学習目的の
テスト実装では、手動テストおよび自動テストの実行順序を、テスト実行スケジュールに含める必要がある。テストマネージャは、特定の順序、または特定の装置でテストを実行することを必要とするリスクや優先度などの制約を、慎重にチェックする必要がある。テスト環境やテストデータの依存関係を理解し、確認しておかなければならない。
この辺が、様々な依存関係（機器がいつ使えるとか、人がいつ来るとか）を考慮しながら順番を考えるぜ！という感じで出ました。
チームメンバーのスキルをみて目的に応じたアサインをしよう
今回の問題の2-2、疑惑の探索的テスト問題で、探索的テストにどの人をアサインしよう？というのが謎のスキル表と共にあったかと思います。
7.2 個人のスキル
TM-7.2.1 （K4）スキルアセスメントスプレッドシートを使用して、ソフトウェアシステムの使用、ドメインおよびビジネスに関する知識、システム開発領域、ソフトウェアテスト、対人関係スキルに関する、チームメンバの強みと弱みを分析する。
TM-7.2.2 （K4）チームのスキルに関するアセスメント結果を分析し、トレーニングとスキル開発計画を策定する。
この学習目的の
テストマネージャは、スキルアセスメントスプレッドシートを使用して、チームの強みと弱みを識別できる。この情報は、トレーニングおよびスキル開発計画の基礎情報として活用できる。テストマネージャは、これらの計画をチームの効率と効果に最大の影響をおよぼす弱みから始めて、それらの領域に対処する方法を決定する必要がある。
この辺が、スキルアセスメントスプレッドシート…要するにチームメンバーのスキルを可視化したシートを見て、ある目的のために人をアサインするならどの人だろう？みたいな感じで出ました。
目的の理解と、目的を達成するためにはどのスキルがいるかな？を見分けることが重要です。（とはいえ、今回のIVECの探索的テストの目的ってちょっと謎でしたけどね…）
もしよければご参考に…
